この作品は、たかくらかずきの個展「みえるもの あらわれるもの いないもの」の会場であるNEORT++で鑑賞者によって召喚された妖怪たちです。
展覧会の鑑賞者は、会場中央に置かれた召喚機械を操作し、108x108x108の単語から任意の俳句(5/7/5)を作成します。
鑑賞者が選んだ組み合わせの俳句は、ChatGPTによって50単語の英詩に書き換えられ、これが妖怪を召喚するためのいわば詠唱となります。
この英詩が神田川雙陽とたかくらによって開発された、たかくらの作風を模した画像生成AIに読み取られることで、新たな妖怪が召喚されます。
召喚された妖怪は、俳句の名を冠したデジタルデータとしてオンライン上に存在することとなり、誰でもこの妖怪をNFTとしてブロックチェーン上に残すことができます。
並列に並べられた作者・鑑賞者・AIの三者の想像力により『存在しない存在』として召喚された新しい無数の妖怪たちを是非ご覧ください。