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スクリーンの肉

3/13/2026 _ 3/29/2026

Artworks

  • Orb / Rot

    ワイヤーロープで吊るされたディスプレイは、ねじり振り子の原理により往復する回転運動を続けている。画面には、静止した石の周囲を回転しながら撮影された映像が表示される。回転するディスプレイと、映像を撮影したカメラは互いに異なる周期をもち、その関係は同期と非同期を繰り返す。
    そのなかで、映像には石の周囲を回転する運動と、石そのものが回転しているように見える運動という二つの現れが生じる。 両者を通して、映像は、他視点への同一化を前提としてきた光学的/遠隔的な視覚体験と、観者との身体的関与を通して現前する触覚的/近接的な視覚体験とのあいだを移ろう。

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  • Suspensions

    石、カメラ、ディスプレイが直線上に吊り下げられている。カメラとディスプレイはそれぞれ異なる位相の振り子運動を行いながら、石をリアルタイムで撮影・表示する。
    静止している石は、その連動のなかで、像として絶えず変動する。ここで生じているのは対象の運動ではなく、装置間の位相差が可視化する関係的な揺らぎである。
    カメラへの同一化が「目」としての主体を映像の内部へと導くのに対し、スクリーンの運動はそれを重力に従う身体として現実空間へと引き戻す。
    カメラとスクリーンの非同期な運動が生み出すずれは、その往復のなかで、見ることの枠組みそのものをゆるやかに宙吊りにする。

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Artist

  • 大原崇嘉 | Takayoshi Ohara

    1986年神奈川県生まれ。東京を拠点に活動するアーティスト、プログラマー。主に映像や照明などを用いたインスタレーションを制作。色彩の相互作用や奥行き認知に関する研究などを横断的に取り入れながら、イメージ/モノ、平面/奥行き、視覚/身体のあいだに立ち上がる両義性そのものを前景化する。近代以降に形成されてきた視覚の枠組みに現代的な技術から応答し、今日のメディア環境における視覚の在り方を問い直している。アーティストコレクティブ「ヨフ」のメンバーとしても活動。第67回カンヌ国際映画祭〈短編コンペティション部門〉ノミネート、第24回文化庁メディア芸術祭〈アート部門〉審査委員会推薦作品など。

Events

  • ended
    2026.3.13 09:00 _ 2026.3.13 12:00

    "スクリーンの肉" オープニングレセプション

    「スクリーンの肉」のオープニングレセプションを開催します。 予約不要でどなたでもお越しいただけます。 東京都中央区日本橋馬喰町2-2-14 maruka 3F
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