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Painting Over

1/20/2024 _ 2/4/2024

Artworks

  • Painting Over

    "Painting Over"は、これまでデジタルフォーマットを中心に作品を発表してきたA-Mashiroが手描きで描くフィジカルペインティング作品シリーズです。

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Events

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    2024.1.20 09:00 _ 2024.1.20 12:00

    "Painting Over" Opening Reception

    A-Mashiroの個展 "Painting Over"のオープニングレセプションを開催します。 予約不要でどなたでもお越しいただけます。 東京都中央区日本橋馬喰町2-2-14 maruka 3F
  • ended
    2024.1.21 07:30 _ 2024.1.21 08:30

    "Painting Over" Talk with NORI, Toshi

    A-Mashiroが気になるアーティストやキュレーター、コレクターとゆるく話すイベントです。
    On Site | YouTube
  • ended
    2024.1.24 09:00 _ 2024.1.24 10:00

    "Painting Over" Talk with mae

    A-Mashiroが気になるアーティストやキュレーター、コレクターとゆるく話すイベントです。
    On Site | YouTube
  • ended
    2024.1.28 08:00 _ 2024.1.28 09:00

    "Painting Over" Talk with Pochita

    A-Mashiroが気になるアーティストやキュレーター、コレクターとゆるく話すイベントです。
    On Site | YouTube
  • ended
    2024.1.31 09:00 _ 2024.1.31 10:00

    "Painting Over" Talk with Takawo

    A-Mashiroが気になるアーティストやキュレーター、コレクターとゆるく話すイベントです。
    On Site | YouTube

A-Mashiroの個展「Painting Over」を開催いたします。
A-Mashiroは、円と直線、四角等を組み合わせた構成主義を思わせる作風を特徴とするアーティストです。
近年では作品をデジタル形式で制作し、NFTとして発表。世界各地の展覧会に参加し注目を集めています。
本展では、これまでA-Mashiroが注力してきたデジタル形式ではなく、物理的な絵画作品として作品を発表。
NFTの大きなトレンドを経た今、A-Mashiroの次なる探究の一端をご覧ください。


Statement


私にとってこの時期に再び物理的な作品に意識が向いたのはとても自然なことでした。
2021年、NFTという技術のお陰で私の創作活動は世界中の人々に知ってもらえる機会を得ました。国境を越えて多くの人々が私の作品に興味を持ってくれたことは、今までの創作活動に光が当たった気がしました。

現在、業界は新たな方向を模索しているように思います。そして私自身も新たな試みをする良い時期だと考えました。Xのタイムラインを読むと、同じような考えを持つ人々が世界中にいると感じています。

私は以前より物理的な表現にもう一度挑戦したいという気持ちがありました。ただ、それは過去に戻ることではなくデジタルを経た自分がどのようなものを創造出来るのか、という挑戦でした。どちらか一方を取るのではなく、表現に応じて柔軟に手段を選びたいと思ったのです。

制作に入る前はデジタルで描いていたものを物理的に再現することを考えました。しかし、いざ制作に入ると、ただ再現することに違和感を覚えました。道具が変われば表現が変わるのは当たり前のことで、その素材を活かした表現をした方が良いと考えました。

色彩、構図というのは私の作品の重要な要素です。デジタル作品ほど分かりやすくはないですが、今回の作品もそれらが重要であることに変わりはありません。今回の作品は意識的に光沢色を使用しており、角度によって見え方が変わります。また、何度も塗り重ねることで表面がやや立体的になっています。これらはデジタルでは再現が難しいと思っています。

今回、私の作品の特徴である和柄を作品に取り込むためにシルクスクリーンを使用しています。理由として画面に直感的に柄を入れたかったこと、そしてシリーズ全体を通して同じ柄を繰り返し使いたかったからです。

タイトルの「Painting Over」は自分自身がデジタル作品と物理作品の違いを一番強く感じた部分を表現した言葉です。当たり前のことですが、デジタルでは「保存」や「やり直し」が出来ます。前の作業を完全になかったことに出来るのです。しかし、物理的な作品の場合はそれが出来ません。すぐに塗料を拭ったとしても、そこには痕跡が残ります。そういう意味で私は拭う行為自体も塗り重ねていると感じます。塗り重ね続けることで画面は変化し続けますが、過去の痕跡は層になって残ります。これらの常識はデジタルでの創作にすっかり慣れてしまった自分にとっては新鮮で、あらためて気付かされたことでした。

常に言っていることですが、私は表現方法に関係なく率先して目新しいことをやろうとは思っていません。ただ、私が美しいと思うもの、心が落ち着くものを表現したいと思っています。そしてそれに共感してくれた方々が作品を見て少しでも同じような気持ちになってくれたらと思っています。それはとても個人的な感覚ですが、とても根源的な強さのあるものだと信じています。

A-Mashiro

The Craft Behind the Works
Screens

創作に使用しているシルクスクリーンは京都の工房で制作されています。歴史のあるこの工房では何度の使用にも耐えられる堅牢な版を制作して頂きました。

片桐写真型

Frames

額は高山で有名な岐阜の家具工房にオーダーメイドで制作して頂いています。日本の職人による仕上がりは、シンプルな形状ですが、質が高いです。

小見山家具製作所

その他、オーダー箱の制作にアースダンボール様、印刷にハグルマ様にご協力頂いています。

Live Painting Stream

展覧会期間中、会場ではA-Mashiroによるライブペインティングが不定期で行われています。 その様子は常にYouTubeで配信されていますので、是非ご覧ください。

Artworks

  • Painting Over

    "Painting Over"は、これまでデジタルフォーマットを中心に作品を発表してきたA-Mashiroが手描きで描くフィジカルペインティング作品シリーズです。

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Artist

  • A-Mashiro

    A-Mashiroは東京を拠点に活動するアーティストであり、コレクターです。
    彼は90年代後半より創作活動を始め、NFTとの出会いをきっかけに2021年よりデジタルでの作品制作を開始しました。
    円と直線、四角等を組み合わせた構成主義を思わせる作風や和柄、スパッタリング等の技法を取り入れた作品は世界中の多くのアーティスト、コレクターに支持されています。
    2022年に審査制のプラットフォーム「スーパーレア」に参加。より多くの支持を集め、現在までに東京をはじめ、シアトル、ニューヨーク、マイアミ等の展示に参加。2023年にはブライト・モーメント東京、ゲートウェイマイアミ等の公式アーティストに選出。その他、海外アーティストとのコラボレーションや海外のアーティストを日本に紹介する展覧会を開催したりと活動は多岐に渡ります。また、彼自身はコレクターでもあり、自身の作品の売り上げの一部を著名なアーティストから若手まで幅広い作品の収集に充てています。
    油彩やアクリルなどの制作経験を生かし、フィジカルとデジタルを分け隔てない創作活動、国境を越えたボーダレスな活動が注目されています。