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計算する詩

9/19/2025 _ 10/5/2025

Artists

  • 久保田 晃弘 / Akihiro Kubota

    詩とテクノロジーの交差領域を探求するアーティスト/研究者。多摩美術大学情報デザイン学科メディア芸術コース教授。ARTSATプロジェクトの成果で、アルス・エレクトロニカ2015ハイブリッドアート部門優秀賞、および第66回芸術選奨文部科学大臣賞(メディア芸術部門)を受賞。コード詩 Radom Rain は2019年にSource Code Poetryコンテスト特別賞を受賞している。著書に『遙かなる他者のためのデザイン』(BNN, 2017)、共編著『メディア・アート原論』(フィルムアート社, 2018)、『Quantum Computer Art Studies』(大阪万博2025)などがある。

  • Michelangelo (encapsuled)

    ミケランジェロ(encapsuled)は、通常の言語とアセミック(非意味的)な言語の双方を用いるイタリア出身の〈(非)意味的〉言語アーティスト。彼にとって芸術とはコミュニケーションであり、観客やその場の文脈もまた作品体験の一部であると考えている。中心となるテーマは「意味」と「単純さ」。現在は、フィジカルとデジタルを横断するいくつかのプロジェクトに取り組んでおり、自身の研究と結びついた哲学的テーマを探究している。

  • Nahiko

    芸術・コード・イノベーションの交差点で活動するアーティスト。

  • Wen New Atelier (Kalen Iwamoto & Julien Silvano)

    カレン・イワモトとジュリアン・シルヴァノは、Wen New という名のアトリエを共同で運営するアートユニットである。ふたりの活動は、芸術・言語・テクノロジーが交錯する境界領域を舞台に展開される。彼らの作品は多義的であり、遊び心と批評精神が共存している。現代のデジタル社会に潜む両義性を浮き彫りにしつつ、テキストやテクノロジーとの新しい関わり方を提案している。
    彼らは、思弁的な文学装置や「不完全さのデザイン」、パフォーマンスとしての執筆などを足がかりに、既存の読み書きの形式を逸脱する実践を試みている。テキスト体験を拡張し、同時に「転用」の手法を用いて意味をずらし、再構築することで、言語や技術の奥に潜む構造をあらわにしていく。
    このような探究は、ふたりの個性や関心の交差から生まれている。カナダに生まれ、日本人の両親を持つカレンは、フランスに渡りパリ・ディドロ大学で文学や芸術、現代思想を学んだ。複数の言語と文化の狭間に身を置き、言語を制約であると同時に可能性として捉え、そこに遊びや曖昧さを積極的に受け入れている。一方、グルノーブル美術学校で修士号を取得したジュリアンは、幼少期からテクノロジーや彫刻に親しみ、今もなお技術と詩的表現、触覚とデジタルのあいだを行き来する実践を続けている。
    これまでにふたりは、文学を生成する機械や本をオブジェ化した作品、テキストから生み出されるプロシージャルな絵画、AIと共著したブロックチェーン演劇などを発表してきた。それらは物質とデジタル、文学と芸術を自在に横断するものであり、パリ、ニューヨーク、ベルリン、ブダペストなど各地で紹介されている。
    現在は、リヨン郊外のフランスの田園地帯を拠点に活動を続けている。

  • 荒川零一 / Zeroichi Arakawa

    コード詩人、スマートコントラクトエンジニア。
    プログラムのコードに文学的・構造的な美しさを見出し、コードという媒体が生み出す価値をテーマに探索と実験を続けている。代表作に、自らの内部状態をテストフレームワークで探求する《DeepSea》、ブラウザという実行環境に潜む詩的空間を掘り起こす《inside window》など。いずれもコードそのものを読み解くことの重要性と、その実行が生み出す詩的体験を提示している。情報科学芸術大学院大学(IAMAS)博士後期課程在籍。

Events

  • upcoming
    2025.9.19 09:00 _ 2025.9.19 12:00

    "計算する詩" オープニングレセプション

    「計算する詩」のオープニングレセプションを開催します。 予約不要でどなたでもお越しいただけます。 東京都中央区日本橋馬喰町2-2-14 maruka 3F
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