HODL

bouze・2022

HODL(ホドル)という言葉はクリプトコミュニティーで使われる、長期保有を意味するスラングです。この作品は時間を伴うNFTの所有体験を通して、市場が決める客観的な価値とは異なる、所有者が感じる主観的な価値を表現する作品です。

2021年から2022年にかけて、NFT市場に投機的なブームが起こりました。OpenSeaを代表するNFTのマーケットプレイス上で盛んに売買が行われ、そこではフロアプライスや入札価格といった、市場によって決められる価格(客観的価値)が、作品の価値のように評価されてきました。
HODLはスマートコントラクトの仕組みにより、この客観的価値をなくすことで、主観的価値に意識を向けさせます。

このNFTの光は所有している時間に比例して大きくなります。ただし、NFTを別のウォレットに転送すると、スマートコントラクトに定義されたルールによって、光の大きさはリセットされてしまいます。(もちろんNFTを売却した時も)つまり光の大きさや所有した時間に客観的な価値はつきません。しかし長く所有していると、大きくなった光と所有した時間にたしかな価値を感じるはずです。これがHODLで表現しようとしている主観的価値です。
このNFTの光は所有している時間に比例して大きくなります。ただし、NFTを別のウォレットに転送すると、スマートコントラクトに定義されたルールによって、光の大きさはリセットされてしまいます。(もちろんNFTを売却した時も)つまり光の大きさや所有した時間に客観的な価値はつきません。しかし長く所有していると、大きくなった光と所有した時間にたしかな価値を感じるはずです。これがHODLで表現しようとしている主観的価値です。